「転席」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:29時点における最新版
てんせき/転席
江戸時代、増上寺で修行中の僧侶のうちで、三席(一文字・扇間・縁輪)の中で昇進すること。増上寺だけで用いられた呼称。縁輪席、扇間席、一文字席へと試験により昇格した。三席は、縁輪席六六僧、扇間席三四僧、一文字席五〇僧の一五〇僧からなっている。一番輪から縁輪席に入ることを席入といい、また、一文字席からは月行事を出すが、月行事となることを入月行事あるいは月成という。
【参考】大島泰信『浄土宗史』(浄全二〇)
【執筆者:𠮷水成正】