「洒浄式」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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しゃじょうしき/洒浄式
家屋・室内・土地等を浄めるときに行う式。洒浄とは洒水作法によって清浄にすることをいう。『法要集』(昭和一四年版)では、檀信徒の葬式後などに室内を浄めるときに行う式とされ、棺などを安置したところに祭壇を設けて、その中央に塩と洗米を供え、四方洒水して『般若心経』を読誦した。現行版『法要集』では、家屋・室内・土地等を清浄にする際に行う式としている。中央に壇を設けて香炉と洒水器を備え、その四方に洒水作法をしてから念仏一会をする。
【執筆者:西城宗隆】