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じしゅう/時衆
時衆教団を組織していた僧尼。また、遊行上人を指導者とあおぐ僧尼の教団。時宗のもとの呼び名。時衆とは「末法時において、ひたすら名号を称える者たち」という意味であるという。また、善導の『観経疏』玄義分に「道俗時衆等 各発無上心」(聖典二・三/浄全二・一上)とある文によるともいう。一遍に帰依し、遊行に追随した出家の僧尼を、一遍は時衆と呼び、『時衆番帳一期不断念仏結番』には僧衆四八人、尼衆四八人を定めた。
【参照項目】➡時宗、一遍
【執筆者:長島尚道】