「正法眼蔵」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版
しょうぼうげんぞう/正法眼蔵
日本曹洞宗の開祖道元の代表的著作にして同宗の最重要聖典。二三年にわたる弟子への説法を和文で記した語録であり、寛喜三年(一二三一)の「弁道話」に始まり、建長五年(一二五三)の「八大覚人」に終わる。『正法眼蔵』には、道元自身が撰述した七五巻本と、同じく道元が後に撰述した一二巻本のほかに、後世の門流によって編纂し直された六〇巻本と九五巻本などが存在する。七五巻本の三巻「仏性」で、「悉く仏性有り」を「悉有は仏性なり」と訓じていることは有名。
【所収】『日本思想大系』一二・一三(岩波書店、一九七〇・一九七二)
【参照項目】➡道元
【執筆者:舩田淳一】