「常敏」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版
じょうびん/常敏
伝歴未詳。ただし、戒珠仮託の『往生浄土伝』上には「常慜」とあり、その記事内容は法然が『逆修説法』二七日に示す「常敏」と類似するため「常敏」は「常慜」と同一人物と考えられる。戒珠仮託の『往生浄土伝』「常慜伝」では、常慜が称名念仏と『般若経』を数万巻書写し、その善根を回向して浄土に往生したと説いている。法然は『逆修説法』二七日に、常敏が帝の命によって『大般若』を書写し、その功徳によって浄土へ往生したということを説いている。
【資料】真福寺蔵『戒珠集往生浄土伝』上(『塚本善隆著作集』六)、『逆修説法』二七日(昭法全二四一、二五四)
【執筆者:金子寛哉】