「欣浄寺の御詠歌」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版
ごんじょうじのごえいか/欣浄寺の御詠歌
伝法然作「和らぐる 神の光の 影みちて 秋にかはらぬ 短か夜の月」に松濤基が曲を付した詠歌。「阿弥陀さまをはじめ、仏・菩薩のお慈悲は何としても人々を救いたいと、煩悩の塵の世に身を変えて現れ、神の姿となって私たちを守り導き、お念仏を勧めておられます。今、その神の御威光が満ち満ちています。夏の夜ではありますが、月は秋のようにこうこうと照り輝き、その月の光の中で、神の御威光、すなわち阿弥陀さまのお慈悲の光を身と心でいただき、夜の更けるのも忘れて一生懸命お念仏申し続けました」の意。法然が伊勢神宮参籠の際、詠んだ歌と伝えられる。
【参考】『吉水流詠歌集』(浄土宗、二〇〇〇)
【執筆者:編集部】