1法要儀式に用いる銅鑼どら。薄手の銅製円盤の凸面を桴ばちで打ち鳴らすもの。縁の穴に通した紐を左手の掌を内に向けて握り、タンポのついた一本の桴、あるいは縄状の桴などを垂下して低音に打つ。合鈸がっぱちのときは鈸の次に打つ。2鈴れいの類で、金鐃こんにょうとも呼ばれる。球形の鈴に柄がついたもの。東大寺修二会や南都の一部の法会で用いられている。
【参照項目】➡合鈸、鈸
【執筆者:八木千暁】