「徳本行者法語」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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【所収】浄全一八、戸松啓真編『徳本行者全集』四(山喜房仏書林、一九七八) | 【所収】浄全一八、戸松啓真編『徳本行者全集』四(山喜房仏書林、一九七八) | ||
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【執筆者:山本正廣】 | 【執筆者:山本正廣】 |
2018年9月17日 (月) 10:09時点における最新版
とくほんぎょうじゃほうご/徳本行者法語
徳本述、福田行誡編纂。慶応三年(一八六七)版本の『徳本行者伝』(全三巻)とその巻末『徳本行者伝附録法弟小伝』の間に収録されている法語。『一枚起請文』を「安心起行の鏡」として巻首にかかげ、「法語」の最初に念仏の称え方を話したあと、安心起行を食をとることにたとえ、「まづこの食は饑をたすくるものと知りたるが安心なり」(浄全一八・四二九上)とし、「夫より箸をとりて食うが起行なり」(同)と平生の念仏相続を強調している。ついで「遺語」、さらに「浄土真宗一大事」では「一枚起請文を深肝にそみ心にとどめ」(同四三〇下)如法堅固に念仏すべしとする。ついで「未五月 徳本判」としてあることから、法語は文化八年(一八一一)の成立と考えられる。
【所収】浄全一八、戸松啓真編『徳本行者全集』四(山喜房仏書林、一九七八)
【執筆者:山本正廣】