「鸞宿」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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らんしゅく/鸞宿
天和二年(一六八二)—寛延三年(一七五〇)一〇月一五日。台蓮社霊誉洞阿光音。知恩院五〇世。伊勢国山田の人。東照山にて出家ののち江戸増上寺の学寮に入り霊玄に師事した。増上寺学寮主、同学頭、小金東漸寺二三世、ついで瓜連常福寺三九世となり、台命により延享二年(一七四五)五月二日(『華頂要略』には六月二六日)知恩院五〇世に昇転し、翌年四月五日に大僧正に任ぜられた。著書に『総系譜』三巻、『有鬼論』二巻、『選択集講義玄談』五巻等、多数ある。
【資料】井川定慶『知恩院史』(知恩院、一九三七)、『華頂要略』(仏全一二八)、『華頂誌要』(浄全一九)
【参照項目】➡浄土伝灯総系譜
【執筆者:伊藤弘道】