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「和字選択集」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版

わじせんちゃくしゅう/和字選択集

法然の『選択集』を和文に改めたものの総称。和文体の『選択集』として、古くは、広本として知られる仮名文字延書の存覚相伝本、寛文六年(一六六六)刊行の『ひらがな選択集』五巻等があるが、中でも絵の挿入された二尊院本と関通本(いずれも延享元年〔一七四四〕刊行)を「和字選択集」と呼ぶ場合が多い。両本は法然遠忌等の際に洋装の袖珍本として度々改版されており、布教の際に用いられるなどして広く流布している。


【参照項目】➡和字絵入選択集選択本願念仏集)


【執筆者:兼岩和広】