「蓮門興学篇」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版
れんもんこうがくへん/蓮門興学篇
一巻。学信述。成立年次不詳。江戸中期の学僧である学信は、浄土宗僧侶が学問を省みない根源は檀林の学問衰微にあるとし、宗規を厳正に守り、賞罰を明らかにするよう建白した書。初めに大意叙由があり、続いて自他優劣・反復・護法・禦侮・学意・三宝・弊源の七章からなり、浄土宗がいかに他宗に比べて学業を怠り、世間から軽んぜられているかを述べ、学業に励むべきことを勧めている。大正大学、佛教大学などに写本が所蔵されているが、版本を含め活字化されたものはない。
【資料】『学信和尚行状記』
【執筆者:郡嶋昭示】