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提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:29時点における最新版

でんさつ/伝察

永禄五年(一五六二)—寛永九年(一六三二)正月一日。心蓮社深誉誠阿。鎌倉光明寺三世増上寺一六世。生国は武蔵国品川。蛇窪帯刀の子。品川願行寺で総誉清巌の十夜法要説法を聞き出家を志し清巌に随従。慶長六年(一六〇一)、清巌開山した岩槻浄国寺三世となる。同一七年二月吞龍了的とともに駿府城で徳川家康に法談。元和三年(一六一七)鎌倉光明寺三世となり、荒廃していた同寺を再興。寛永七年(一六三〇)一二月増上寺一六世に就任した。


【資料】『三縁山志』(浄全一九)、宇高良哲編著『関東浄土宗檀林古文書選』(東洋文化出版、一九八二)


【参考】『大本山増上寺史・本文編』(大本山増上寺、一九九九)


【執筆者:中野真理子】