「俊把」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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しゅんぱ/俊把
慶長二年(一五九七)四月八日—明暦三年(一六五七)六月一一日。仙誉。字は尭鑑。俗姓は有原氏。京都愛宕(京都市右京区)の人。一四歳で嵯峨清凉寺の尭然について出家、長谷寺の覚忍から密教、禅林寺泉空から西山義を学ぶ。その後、生実大巌寺の潮流について浄土教を学び、宗戒両脈と璽書を受け、一乃の号を贈与された。その後清凉寺に住して教化につとめ、天皇から正上人の号が贈られた。火災にあった清凉寺の復興に尽力して六一歳で坐しながら合掌念仏して寂した。
【資料】『鎮流祖伝』七(浄全一七)
【執筆者:田中芳道】