「修正会」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:27時点における最新版
しゅしょうえ/修正会
正月にその年の天下泰平・風雨順時・五穀豊穣・万民豊楽・除災招福などを祈願して修する法会。修正月・修正ともいう。『塵添壒囊鈔』第一二「修正ノ事」に、中国の暦法に従って初月を正月とし、年始の修法であるから修正というとあり、「修二月ノ事」に、インドでは二月を初月とするので、インド・中国の年始を共に修することを修二月というとある。天禄元年(九七〇)『天台座主良源起請』の「修正」「修二月」の呼称が初見である。『法要集』には元旦に修すとある。「祝聖文」を唱え仏の摂護を願い、その後、内仏回向・諸堂回向・鎮守法楽・墓回向を行う。
【参照項目】➡祝聖文
【執筆者:陣川隆行】