七巻。『金谷上人一代記』ともいう。横井金谷が五〇歳までの半生を絵巻物風に綴った自叙伝。当時の寺院や民衆の生活がうかがえる貴重な資料。現代語訳として藤森成吉『金谷上人行状記』(東洋文庫三七、平凡社、一九六五)、小説として神坂次郎『天馬空をゆく』(新潮文庫ほか)が出版されている。
【所収】『日本庶民生活史料集成』一六(三一書房、一九七〇)、『日本人の自伝』二三(平凡社、一九八二)
【参照項目】➡横井金谷
【執筆者:福田行慈】