僧伽梨そうぎゃりの別称。重衣・上衣・大衣ともいう。重複衣は他の袈裟に対して布を二重・三重・四重に重ねて縫うからという説と、三衣を重ねて着用するときに五条・七条の袈裟の上に着用するからという説がある。この袈裟は王宮・村落に入って乞食・説法するときに着用するので、入王宮聚落衣・入聚落及伏外衆衣ともいう。
【参考】花円映澄『法衣史』(鍵長法衣店、一九二七)
【参照項目】➡僧伽梨
【執筆者:西城宗隆】