りょうぎ/良義
—明和五年(一七六八)八月五日。宮蓮社商誉。清浄華院五二世。生実大巌寺二三世を経て、延享三年(一七四六)四月台命と勅請によって清浄華院に転昇した。同年一二月京極家より敬法門院の祠堂金として五〇両を寄附された。宝暦三年(一七五三)九月に隠居した。同一一年正月に『真察大僧正伝』の後序を著したほか、著書に『四十八願五会念仏名数義』、『浄土論註玄談』がある。墓地は清浄華院に現存。
【資料】『清浄華院誌要』『生実大巌寺志』(共に浄全二〇)、『浄源脈譜』(浄全一九)、『真察大僧正伝』(浄全一八)
【執筆者:石川達也】