—弘安六年(一二八三)。悟阿弥陀仏。東大寺知足院にあったことから知足院悟阿と称される。諸行本願義系の思想を持ち、生駒良遍と師弟関係にあったとする資料もある。浄土五祖の章疏や『群疑論』に関する注釈書をはじめとする数多くの著作があったといわれるが伝わらない。
【資料】『浄土血脈論』下、『長西録』、『源流章』
【執筆者:坂上雅翁】