七日から九〇日の間、余行をまじえず常に念仏行道して、仏の境地が目前に現れる三昧(般舟三昧)に入り、身も心も悦びに満ちた状態になること。この般舟三昧楽の語は、善導の『般舟讃』と『法事讃』、および法照の『五会念仏法事讃』等の讃文に用いられている。
【資料】『般舟讃』『般舟讃私記』(共に浄全四)
【執筆者:吉水岳彦】