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提供: 新纂浄土宗大辞典

れん/聯

経文などから引用した文字を書いたり彫ったりした一対の荘厳具。経説を知らしむるために、一対に選んだ句を板に彫り、諸堂の装飾のために左右の柱に相対して掛ける細長い板。もとは、中国唐代に完成した近体詩を対句にしたり、二句ひとまとまりにしたものを呼んでいたが、のちに、それを書き出し、室内装飾として使われていたものが聯として日本に伝わった。禅宗寺院によく見られる。浄土宗では「光明徧照 十方世界」と「念仏衆生 摂取不捨」などが多い。


【執筆者:陣川隆行】