一巻。珂然撰。元禄一一年(一六九八)刊。本文は漢文。名越派の学僧聞証の伝記。父の死去による出家の決意、増上寺や関東檀林・南都への遊学、大沢円通寺・岩槻浄国寺・京都華開院などでの講説や著作活動を記述する。巻末に著述目録が記されている。
【所収】浄全一七
【参照項目】➡聞証、珂然
【執筆者:石川達也】