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給孤独

提供: 新纂浄土宗大辞典

きっこどく/給孤独

釈尊在世時代の人。「ぎっこどく」ともいう。須達多(ⓅSudatta)という長者のこと。祇園精舎釈尊に寄進した人物。常に孤独で貧しいものに食を給していたので給孤独(Ⓟanāthapiṇḍika、給孤独食とも)と呼ばれていた。祇園精舎は、祇樹給孤独園ともいい、彼がジェータ太子より買い取って釈尊に寄進した土地であり、その名が反映されている。


【資料】『四分律』五〇


【参照項目】➡祇園精舎


【執筆者:石田一裕】