上下巻二冊。法洲ほうじゅう述。天保八年(一八三七)刊。法然「一紙小消息」の注釈書。『法洲和尚行業記』によると、天保八年、萩の教安寺大信、栄周院立信、梅岸寺在道の請いに応じ著した『三法語講説』の一つ(他『一枚起請講説』『大胡消息講説』)である。大科一〇段に分け、文ごとの単語を事細かに注釈している。
【所収】『大日比三師講説集』中
【執筆者:徳弘昌嗣】