—永禄五年(一五六二)八月一八日。昌蓮社杲誉。増上寺八世。陸奥の人。出家して諸国を遍歴。増上寺七世周仰に帰依して、璽書を受けた。天文二〇年(一五五一)五月二五日に増上寺八世となり、その後弘治元年(一五五五)に退山して諸国を巡拝し、伊勢に止住した。正定業を修して不断称名の行者となった。
【資料】『鎮流祖伝』五、『新撰往生伝』(共に浄全一七)、『総系譜』中、『三縁山志』九(共に浄全一九)
【執筆者:田中芳道】