法洲ほうじゅう編。文化一三年(一八一六)刊。関通『専修念仏同行講衆掟書』、同『臨終用心』、同『臨終用心追加』、法岸『臨終要語』の四書を法洲がまとめ、『四要篇』と名付け、受化の僧俗に頒布したもの。念仏者の平生の心得、臨終の用心についてまとめられている。法洲はこの四書の一々について講説(『大日比三師講説集』中巻所収)をしている。
【執筆者:徳弘昌嗣】