教団内において互いが心を一つにし協調し合っている状態。海水が一味一体となっているさまを譬えている。また僧衆が多大なことを海の深広に譬えていう。『往生礼讃』に「僧の諍論じょうろんを息やむるに帰す、同じく和合海に入らん」(浄全四・三六〇上)とある。
【参照項目】➡帰僧息諍論の文
【執筆者:竹内正俊】