盆灯籠の一つ。盂蘭盆会のときに、寺院・檀信徒の軒につり下げる灯籠。切籠きりこ、亀甲灯籠ともいう。火袋の部分は角々を切り落とした切子形で、四面は菱形をしたもので、その下に四流の白紙を長く幡足のように垂れ下げ、また切透かし文様のある紙にしたものがある。火袋には四方の角に造花をつけ、白紙を貼るものもあるが、書画彩色を施し、家紋を四面に書くこともある。
【執筆者:西城宗隆】