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信冏

提供: 新纂浄土宗大辞典

しんげい/信冏

宝暦五年(一七五五)—文政三年(一八二〇)一一月一二日。白蓮社徴誉喚阿。尾張国海西郡大成村(愛知県海部あま郡)の中山氏に生まれる。宝暦一三年(一七六三)に伊勢国山田(三重県伊勢市)梅香院の響誉のもとで出家し、明和五年(一七六八)増上寺四七世弁秀より嗣法する。その後、近江国金勝こんぜ(滋賀県栗東市)阿弥陀寺、山城国伏見(京都市)誓願寺、伊勢国松坂(松阪市)清光寺と歴住した。学僧として名高く、『鎮西法彙』『浄土宗要集』などの浄土宗典を校訂出版し、『湖東三僧伝』『聖光上人伝』(共に浄全一七)などの著書を残している。


【資料】「信冏上人自叙伝」(『略伝集』浄全一八)


【参照項目】➡湖東三僧伝


【執筆者:大屋正順】