仏に供える供物を盛る器具の総称。浄土宗では仏飯を盛る器具をいう。仏飯器ともいう。浅い鉢部に腰が細く絞られ裾の広がった台脚をつけた形式のものもある。宗派による様式の違いはあまりみられない。時代により支柱に相当する部分が太く短いものから細く長い形に変遷してきた。
【執筆者:八橋俊洋】