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報土寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ほうどじ/報土寺

静岡市葵区宮ヶ崎。宮崎山宝池院。静岡教区№八九。知恩院末。大永二年(一五二二)鎌倉光明寺一五世智聡の創建。天正一五年(一五八七)八世祖的の時、寺門は興隆した。慶長一八年(一六一三)八月一五日、徳川家康観智国師存応を請じて、父である松平広忠の五〇年忌法会を当寺で営んだ。同日、観智国師と駿府の諸々の浄土宗僧侶との間で、『浄土本縁経』の「一念弥陀、即滅無量罪」の句について論議が行われた。また大樹寺貫主として祖的・霜月を輩出した。


【資料】『浄土宗寺院由緒書』中(『増上寺史料集』六)


【参考】『静岡市史』四(静岡市、一九七七)


【執筆者:瀧沢行彦】