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智聡

提供: 新纂浄土宗大辞典

ちそう/智聡

—天文一四年(一五四五)四月三日。督蓮社法誉。鎌倉光明寺一五世。同九世の祐崇ゆうそうに師事し、のちに法灯を継いだ。辞任後、享禄年間(一五二八—一五三二)に相模国三浦に宗円寺・長井寺を、駿河国宮ヶ崎(静岡市葵区)に報土寺を開いた。また、下総国(茨城県)瓜連うりづら常福寺良慶一派の興隆に努め、賢信西山の流義の弘布にも尽力した。高弟には貞安・叡誉・禅芳などがいる。


【資料】『総系譜』上、『三縁山志』一〇、『鎌倉光明寺志』(以上、浄全一九)


【執筆者:大屋正順】