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続浄土宗全書

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ぞくじょうどしゅうぜんしょ/続浄土宗全書

一九巻。通称は『続浄』。大正四年(一九一五)から昭和三年(一九二八)にかけて『浄全』に収録されなかった浄土宗の典籍を集めて刊行。宗教大学(現・大正大学)に宗書保存会を設立し、越智専明望月信亨原田霊道岩崎敲玄が中心となり編纂した。初版『続浄』付録の「宗書保存会会報」に掲載典籍の解題を掲載。『続浄』は『大日本仏教全書』と並行して刊行されたため内容に重複するものが見られる。昭和元年(一九二六)同会は続浄土宗全書既刊幷続刊予定書目を公表し、予定書目として二九〇の書目をあげた。同一五年から同一七年に『続浄』一九巻の再版と、続刊一一巻の刊行が企画されたが、戦況の悪化により数巻が刊行されたのみで中断。浄土宗開宗八〇〇年記念として浄土宗開宗八百年記念慶讃準備局から、同四七年より同四九年にかけて、各巻の配列を整理した上で一九巻が覆刻され、巻末に解題と「浄全月報」を付して山喜房仏書林より刊行。


【資料】宗書保存会会報


【参照項目】➡浄土宗全書


【執筆者:石川達也】