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「浄土正依経論書籍目録」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版

じょうどしょうえきょうろんしょせきもくろく/浄土正依経論書籍目録

一巻。編者・編年未詳。題目の次行下に「白旗流」と記すことから、浄土宗鎮西白旗流の人師によって編纂されたと考えられる。本目録の内容は、浄土宗所依の経論について、印度・中国(曇鸞菩提流支道綽善導)・日本(法然聖光良忠良暁聖冏聖聡酉仰ゆうこう)と次第して、各人師の書目を挙げる。本書には寛永二一年(一六四四)写本と寛文二年(一六六二)版本とが知られる。共に『浄土依憑経論章疏目録』(『長西録』)の巻末に付されており、写本には「浄土章疏略頌」として三国の浄土教章疏を挙げるが、版本にはそれに代えて「自他雑作之覚」として聖道門の著述五部を記載する。


【所収】小山正文「寛永二十一年本『浄土依憑経論章疏目録』」(『同朋大学論叢』六二、一九九〇)、仏全一


【参考】藤堂恭俊「『浄土正依経論書籍目録』解題」(仏全〔鈴木学術財団版〕九九)、同「『浄土正依経論書籍目録』解説」(浄全二一「解説」)


【執筆者:米澤実江子】