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後藤真雄

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ごとうしんのう/後藤真雄

明治四〇年(一九〇七)三月一三日—昭和五九年(一九八四)一二月一二日。摂受心院随蓮社順誉。宗門功労者。東京市深川区(現・東京都江東区)円通寺後藤真峯の長男として出生。大正一二年(一九二三)、関東大震災にて祖父母両親を失い自坊を焼失。昭和三年(一九二八)円通寺住職拝命。同四年大正大学英文科卒業、友松円諦に師事し真理運動に参加。同二〇年、戦災により自坊焼失。その後、円諦の創建した神田寺副主管、大本山増上寺布教師浄土宗指定巡教師として活動。同五三年、浄土宗布教師会理事長。同五四年、浄土宗布教研究所初代所長。同五八年、布教活動の功績により宗門功労者表彰。同五九年逝去、享年七八歳。著書に『雄誉霊巌上人伝』(円通寺、一九七九)、『観経曼陀羅図説』(東洋文化出版、一九八〇、吉田嚞雄てつゆうと共著)、『人生をかみしめる』(大本山増上寺布教師会、一九八七)がある。


【参照項目】➡友松円諦


【執筆者:後藤真法】