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神田寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

かんだでら/神田寺

東京都千代田区外神田。東京教区№四三七。昭和二二年(一九四七)、友松円諦が空襲で全焼した当時の深川区法禅寺(もと触頭ふれがしら寺院)および安民寺を合併し、宗旨を持たない全一仏教の拠点として創建、真理運動本部を置いた。当時の本尊は「法」を第一に重んじる意で「仏法僧宝」の書だった。靴のまま出入りできる会堂に舞台装置を備えるなど、現代の多目的型寺院の先駆であった。同二三年、浄土宗を離脱。同三六年、神田寺仏教文化センターとして鉄筋三階建に改築。同五七年、浄土宗に復帰し、本尊阿弥陀仏像となった。


【参照項目】➡友松円諦真理運動


【執筆者:後藤真法】