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守覚法親王

提供: 新纂浄土宗大辞典

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しゅかくほっしんのう/守覚法親王

久安六年(一一五〇)三月四日—建仁二年(一二〇二)八月二五日。後白河法皇の第二皇子。母は藤原成子。永暦元年(一一六〇)真言宗仁和寺出家した。同年一〇月五日受戒戒師は覚性入道親王。嘉応元年(一一六九)覚性入滅のあとをうけ門跡となる。翌年四月二八日、親王宣下。広沢流と小野流を伝授され、両派を統合した。和歌にすぐれた。『四十八巻伝』四の後白河法皇臨終の際に同席した「御室おむろ」はこの人物とされる。廟所は仁和寺光明寿院。著作に『沢見たっけん抄』『野鈔』『北院御室日次記』などがある。


【執筆者:笠島崇信】