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大幡

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:21時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)

おおばた/大幡

葬列の際に、行列の人によって持たれる幡のこと。送葬幡ともいい、「そうそうばん」とも読む。一本の幡を持ちそれを大幡と呼ぶ、あるいは四本の幡を持ちそれを大幡と呼ぶなど地域により差異がある。四本の幡を持つ場合には、それを四本幡と呼ぶ場合もあり、四本まとめて葬列の先頭に近い位置に配する地域、あるいは二本を棺の前、二本を棺の後に配する地域がある。『法要集』では、大幡に「諸行無常 是生滅法 生滅滅已 寂滅為楽」と記すとしている。


【参考】五来重『葬と供養』(東方出版、一九九二)、『法要集』


【参照項目】➡葬列葬具葬具書式龕の小幡


【執筆者:名和清隆】


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[[File:おおばた【大幡】_A.jpg|frame|大幡]]