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「六和敬」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版

ろくわきょう/六和敬

互いに心を同じくし、同様に修行し、敬い合うことの六種の有り様。『無量寿経』下にその用例が見られ、極楽菩薩衆は六和敬を修めるという(聖典一・二五九/浄全一・二三)。浄影寺慧遠の『大乗義章』一二には、和敬について「同じく安楽不悩に止まるの行なり。起行そむかざる、之を名けて和となす。行和するを以ての故に、情相親重なる、之をなづけて敬となす」(正蔵四四・七一二下)とあり、その六種については身業同、口業同、意業同、同戒、同施、同見を挙げる。このうち前の三つは身についての同を表し、後の三つは行についての同を説くという。さらに身業同・口業同・意業同には、それぞれ過を離れるに同じくすることと善をなすに同じくすることがあり、同戒には、戒を受けるに同じくすることと戒をたもつに同じくすることがあり、同施には、自らの行動による施しを同じくすることと余の資生による施しを同じくすることがあり、同見には世俗的な考え方を同じくすることと真理についての考え方を同じくすることがあるという。要は互いに一心同体に仏道精進することを六つの切り口から捉えたものである。


【参考】浄土宗総合研究所編『現代語訳 浄土三部経』(浄土宗、二〇一一)


【執筆者:袖山榮輝】