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今岡教授還暦記念論文集

提供: 新纂浄土宗大辞典

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いまおかきょうじゅかんれききねんろんぶんしゅう/今岡教授還暦記念論文集

今岡教授還暦記念論文集編輯委員編。昭和八年(一九三三)一一月、大正大学浄土学研究会より刊行。雑誌『浄土学』の第五、第六合併号として刊行された。編集委員は小沢勇貫岸覚勇、長谷川篤雄、森哲雄。大正大学教授今岡達音の還暦を記念して刊行された論文集。第一篇は「松庵教授論文集」として今岡の研究成果を第一項「宗史に関するもの」、第二項「宗義に関するもの」に分類して掲載している。第一項「宗史に関するもの」では、法然の諸伝記、二祖聖光の廟墳についてや三祖良忠の年譜、さらに皇室と浄土宗の関係、徳川家康との関係などについて言及し、第二項「宗義に関するもの」では「広本選択集延書」「三経釈と選択集との著作前後」「指方立相問題に就いて」「観経疏私記と教行信証とに明かす心と行との比較」などの論考を所収し、今岡達音の年譜を付している。第二篇は「祝賀論文集」として、望月信亨荻原雲来椎尾弁匡岩崎敲玄大野法道石橋誡道小西存祐石井教道塚本善隆小沢勇貫岸覚勇阿川貫達矢吹慶輝等の二八名の論文が掲載されている。巻末に一二名の祝辞と祝賀芳名録、経過報告がある。


【参照項目】➡今岡達音浄土学


【執筆者:田中芳道】