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じゃんがら念仏踊り

提供: 新纂浄土宗大辞典

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じゃんがらねんぶつおどり/じゃんがら念仏踊り

福島県いわき市平地区を中心に行われる念仏踊りの一種。盆に新盆の家を回り、鉦・太鼓を打ちながらはげしく踊る念仏踊り。じゃんがらには、「自安我楽」の漢字が使用されるが、当て字であっておそらくはげしい鉦の音から起こった名称であるといわれる。はじめに回向し、のち腰太鼓を持った若衆数名が中央に入り、その周囲に鉦を持った数人が加わりはげしく踊り回る。この地方には老人の組織する念仏講があり、はじめ座敷で行うから座敷念仏ともいわれたが、一説には座敷念仏の終わりに立ち念仏がつくので、その後半の分化したものを鉦の音によって「じゃんがら念仏」とよぶようになったという。現在この地方で四〇組内外の講があるといわれる。じゃんがら念仏の歴史については、いわき市四倉町上仁井田に生まれ、のち増上寺住職にもなった祐天が、貞享・元禄(一六八四—一七〇四)の頃、老人の座敷念仏と若衆の立ち念仏、そして和讃念仏を民衆に授けたことをその創始とする説がある。


【参考】『福島県史』二三・民俗一(福島県、一九六四)、佛教大学民間念仏研究会編『民間念仏信仰の研究 資料編』(隆文館、一九六六)


【参照項目】➡念仏踊り平戸のジャンガラ


【執筆者:成田俊治】