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「藤堂祐範」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:30時点における最新版

とうどうゆうはん/藤堂祐範

明治九年(一八七六)—昭和二〇年(一九四五)七月二日。天蓮社章誉仁阿不朽羅月。浄土教書誌学の第一人者。知恩院山内信重院藤堂良勇の長男として生まれ、幼少の頃長崎大音寺吉水良祐のもとで出家得度し、浄土宗学京都支校(東山学園の前身)から浄土宗学本校佛教専門学校の前身)で学ぶ。明治三二年(一八九九)から第五教校(吉水学園の前身)教授として僧侶の育成にあたった。同三七年から京都帝国大学図書館の司書職に就きながら浄土宗書の書誌学的研究にあたる。明治三四年(一九〇一)信重院の住職となる。主な著書に『選択集大観』(中外出版、一九二二)、『浄土教版の研究』(大東出版社、一九三〇)、『浄土古活字版図録』(貴重図書影本刊行会、一九三四)などがある。また『浄土教版の研究』については、藤堂恭俊(八六世増上寺法主)により手を加えられ再版されている。七〇歳寂。


【参照項目】➡藤堂恭俊


【執筆者:髙橋徹真】