たかはたかんが／高畠寛我

明治二二年（一八八九）一〇月一九日—昭和五六年（一九八一）一二月一七日。光蓮社明誉遍阿普照。知恩院八四世、清浄華院七八世。梵文学者。宗門功労者。西福寺（大阪府岸和田市）桑田寛随の弟子。浄土宗学大阪支校、宗教大学、法隆寺観学院に学び、京都帝国大学文学部（選科）で梵語梵文学を修め、大正一三年（一九二四）佛教専門学校講授に就任した。同一五年浄土宗より海外留学生に任じられ、パリ・ソルボンヌ大学に留学、昭和四年（一九二九）一月に帰国した。のち西福寺で梵語仏典の研究に専念する傍ら、京都帝国大学、佛教専門学校、関西大学などにも出講、同二四年佛教大学教授となり、翌年三月佛教大学第二代学長（同三一年三月まで）に就任。同三五年文学博士の学位を得た。同四九年一二月清浄華院七八世法主、同五五年一月第四代浄土門主、知恩院八四世となる。

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【執筆者：伊藤唯眞】