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永代供養

提供: 新纂浄土宗大辞典

えいたいくよう/永代供養

その寺院が存続する限り永代にわたって供養すること。先祖または故人の追善のために、毎月の忌日・毎年の祥月命日または春秋の彼岸会などに読経し、寺院の責任で代々に伝えて、永代にわたって行う回向をいう。永代祠堂しどう回向ともいう。篤志者が祠堂金等を寺院に寄進したときや、檀信徒の請いによって布施を受けて行う。位牌壇に永代位牌を安置し、日牌にっぱい帳・月牌がっぱい帳に戒名などを記して回向することがある。近年、あとを祀る継承者がいない場合には、自ら永代祠堂金を布施して、自身の永代供養を依頼することがある。


【参照項目】➡永代祠堂


【執筆者:西城宗隆】