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音律

提供: 新纂浄土宗大辞典

おんりつ/音律

音の高さを体系的にまとめたもの。音楽で使用する音の高さの相互関係を、音楽的かつ数学的に確定したもの(セント、オクターブを千二百分して、平均率の半音を一〇〇セント、五度を七〇〇セント、純正調の完全四度を四九八セント)。音の振動数そのものではなくて、振動数による比率で音高を明示する(一オクターブは2:1、五度は3:2、四度は4:3)。振動比による音律は古代ギリシャ、ピタゴラス学派によって研究され、中国では三分損益法さんぶんそんえきほう十二律を確定した。古代ギリシャの音律・純正律・中全音律・十二平均率などがある。日本は中国の音律論を踏襲し、律管によって調律し、十二律各々の名称を音高、音名としてまた調名として使用する。「律」は「音律」という意味のほかに、「十二律」のうちの一律である「半音」の音程を意味して、「二律低い音」などと用いられることもある。


【参考】『日本の音楽〈歴史と理論〉』(国立劇場事業部、一九七四)


【参照項目】➡十二律五音音階三分損益法


【執筆者:渡辺俊雄】