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鈴木台運

提供: 新纂浄土宗大辞典

すずきたいうん/鈴木台運

慶応四年(一八六八)二月三日—明治三五年(一九〇二)九月二五日。城蓮社厳誉聞阿。あざなは戒光。出羽国でわのくに秋田郡(秋田市)の誓願寺二八世浄誉台善の子として生まれる。幼くして父と死別、法叔孝誉台厳のもとで得度浄土宗学本校で学び、明治三一年(一八九八)に開教使として台湾に渡り、台南に定住して教化活躍し、浄土宗開教学院の開設のため奔走したが、その最中に三五歳で寂した。


【資料】柴田玄鳳編『浄土宗開教要覧』(浄土宗務所教学部、一九二九)、浄土宗布教伝道史編纂委員会編『浄土宗布教伝道史』(浄土宗、一九九三)


【執筆者:田中芳道】