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足利工業大学

提供: 新纂浄土宗大辞典

あしかがこうぎょうだいがく/足利工業大学

学校法人、および同法人によって栃木県足利市に設立された大学。工学部一学科、看護学部一学科がある。足利市内各宗派一七箇寺連合の足利仏教和合会が大正一四年(一九二五)四月、実践女学校を建てたのに始まる。第二次世界大戦後の学制改革により、足利仏教和合会を母体とする学校法人月見ヶ丘学園が設立されたが、同会理事長も務めた月見ヶ丘学園の会員でもあった、浄土宗供養三宝院二八世采沢うねざわ信光が発起して、昭和四二年(一九六七)同大学を創設。自ら学長となり、平成二年(一九九〇)一一月まで務めた。聖徳太子十七条憲法の第一条「以和為貴(和を以て貴しと為す)」を建学の理念とし、足利学校ゆかりの地に建てたことから、大学校歌には「千年の学びの跡に新らしき風をおこさん」とうたっている。大学院のほか、系列校として足利短期大学、足利工業大学附属高等学校、足利短期大学附属高等学校、同附属幼稚園がある。


【執筆者:岡平英明】