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起立

提供: 新纂浄土宗大辞典

きりつ/起立

威儀法の一つで、威儀行相を整えて立っている状態をいう。本来、起立は立ち上がることをいうが、浄土宗では、すでに立ち上がった状態もさす。両踵の間を少しあけ、足先をやや開いて立ち、前方六尺(約一・八メートル)を注視する。その際、両手は合掌または拱手する。整列するときは、相互の距離・間隔に注意する。『新訂 浄土宗法要集』(一九九〇)から採用された。新訂以前の『法要集』では「列立」と称していた。


【執筆者:坂上典翁】