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貞祖院

提供: 新纂浄土宗大辞典

ていそいん/貞祖院

名古屋市東区泉。吉秀山。尾張教区№三五。慶長一三年(一六〇八)松平忠吉の位牌所として養母押加茂(名はおみつ)が創建。開山は寂蓮社照誉林把。もとは清須にあり玄白寺といったが同一五年押加茂の逝去後、法名の喜秀院殿光誉貞祖大禅定尼によって改称し、慶長年間(一五九六—一六一五)の清須越しで現在地へ移る。天明二年(一七八二)の戦火により堂宇を焼失。明治五年(一八七二)建中寺より尾張藩主の霊廟を譲り受け本堂とした。


【参考】『名古屋市史』社寺編(名古屋市、一九一五)


【執筆者:大田明光】