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真宗出雲路派

提供: 新纂浄土宗大辞典

しんしゅういずもじは/真宗出雲路派

真宗十派の一つ。略して出雲路派ともいう。本山は出雲路山毫摂寺(福井県越前市清水頭町)。天福元年(一二三三)、親鸞が京都出雲路に開いた寺院を善鸞に譲ったことに始まるとされるが、覚如弟子乗専を始祖とする見解もある。暦応三年(一三四〇)、五世善幸により寺基を越前に移す。一揆の兵火により焼失するが、慶長元年(一五九六)に善照により再興され現在地に移動した。明治一一年(一八七八)に出雲路派として独立。


【参照項目】➡真宗十派


【執筆者:浅井成海】