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百千三昧

提供: 新纂浄土宗大辞典

ひゃくせんざんまい/百千三昧

数多くの三昧を表すことば。百千は実際に百と千ではなく、単に大きな数を表すのみである。『無量寿経』上に「無量の総持、百千の三昧、諸根智慧具足し成就し」(聖典一・二一六/浄全一・三)とある。義山はこれを釈して「百千三昧とは大品般若に百八三昧を以て禅波羅蜜を釈するが如く実に無量三昧有る故に百千と曰う」(『無量寿経随聞講録浄全一四・二七八上)とする。つまり、百千を以て無量を表しているとする。


【参照項目】➡三昧


【執筆者:佐藤堅正】